さーて。息抜きすっか。


by Atopos1

最近のマイブーム

最近歌舞伎が面白い。

去年初めて歌舞伎座で歌舞伎を観てから、いつかちゃんと勉強したいという気持ちがどこかにあったんだけど、結局やらず仕舞い。
しかし先月のぺーさんの歌舞伎バイトをきっかけに一念発起して、色々と読むようになった。

最初は中村勘三郎の人となりが知りたくて、『さらば勘九郎』や『勘九郎日記「か」の字』などを読んだ。
そうすると今度は文中に出てくる周りの人たちが気になって・・・^^;
歌舞伎の概説書で、各家系や名優を勉強。
そうすると「お家芸」とかいうのが出てくるので、今度は演目を勉強。
そこで演目の内容によってカテゴリ分けが出来ることが分かる。
例えば、豪快で立ち回りの派手な演目「荒事」や、人情味で魅せる「世話物」、などなど。
(因みに「荒事」は市川団十郎家、「世話物」は尾上菊五郎家のお家芸)
で、このようなそれぞれのジャンルの成立時期は、当時の民衆の好みや世間の風潮などといった時代背景によって違うわけで・・・
さらに今度は歌舞伎の歴史を勉強。併せて能や狂言、人形浄瑠璃とのつながりも勉強。

これ、面白いです ⇒ 郡司正勝 『かぶき入門』 (岩波現代文庫)


ここまで大体分かって、何故歌舞伎界の海外公演は過去に幾らでもあるのに、今平成中村座のNY公演や欧州公演がこんなに注目され、話題になっているのかが納得できた。

要するに、今までの海外公演の演目は、ほとんどが言語の壁を意識させないような、万国共通の反応が期待できるものだった。
玉三郎の「鷺娘」とか、団十郎の「勧進帳」とか。
観れば誰でも歌舞伎の美しさや繊細さ、豪快さが分かる。
でも前回NYで勘三郎が演じたのは「夏祭浪花鑑」という「世話物」。
しかも殺人が絡むストーリーなので、見所は衣装や様式の美しさなどではなく、人間の内面に渦巻く心理描写だ。
恐らく全く言葉の通じない外国人には、最も理解され難いジャンルだろう。
でもこれを敢えてやろうとする勘三郎。チャレンジ精神が凄い。

NY公演が日本のメディアでもかなり大々的に取り上げられたのでお分かりかと思うが、この試みは大成功だった。
外国人には分からないのでは・・・という懸念は何処吹く風で、海外でも単純な美しさだけではなく、ストーリー性でも勝負出来ることが実証された。
勿論NY各誌は手放しで賞賛、演劇通のNYの批評家からも最高級の賛辞を受けた。

で、先日のベルリン公演でも同じ様な反応。
鳴り止まないスタンディング・オベーション、次第に売り上げを伸ばすチケット、終いには売り切れ続出、立ち見も満員・・・
見終わった人々の感想も、演じた本人・勘三郎の感想もすごく興奮に満ちていて、それを毎日ネットやぺーさんからチェックしていた私は「あ~ベルリンに居ればよかった!観に行きたかった!!」と嘆く日々・・・


あれから数週間・・・
私、居ても立ってもいられず、現在Bunkamuraで公演中のコクーン歌舞伎、「夏祭浪花鑑」のチケット、オークションで競り落としました!笑

ベルリンを熱気に包んだ演目、見なくてどーする!!
是非是非欧州帰り直後の「夏祭浪花鑑」が観たい!!今しかない!!

というわけで、明日一人で乗り込んできます(-_-+)
すんごい楽しみ。。
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by Atopos1 | 2008-06-23 02:48 | その他