さーて。息抜きすっか。


by Atopos1

あぁ何故に。

時間が無い無いと言いつつも、ついやってしまう文庫本優先読み。
息抜きのつもりが、こっちに本腰入れてしまっている。本末転倒。

最近は太宰治を何冊か読んでました。
『走れメロス』を中学の時にちらっと読んで以来、頭の片隅にぽつんと取り残されていた太宰さん。
暗い!というイメージがあってなかなか読むに至らず。
あれからもう数年・・・

先月GWで実家に帰省した際に、ついでに青森にも足を伸ばしてきたのですが、
その時立ち寄ったのが太宰治記念館。
e0092446_2202666.jpg

e0092446_2204297.jpg

彼の代表作品にちなんで、別名『斜陽館』と言うそうです。
国の重要文化財にも指定されているこの建物は、太宰の実際の生家である「津島家」。
因みにこの津島家は、現在の青森県五所川原市(旧北津軽郡金木町)にあります。

生家の中も見学したのですが、ちょう広くてモダンでした。
和洋折衷のあの独特の感じ。
この家は太宰の父・源右衛門(婿養子で津島家の当主となった)が、自分の実家の間取りに似せて作ったのだそうです。
住み慣れた家の間取りが一番落ち着きますもんね。分かるわその気持ち。

まぁ太宰に言わせれば、「ただ無駄に広いだけの家」だったようですが^^;

ともあれ、記念館では色々な物を見たわけです。
太宰が愛用していた着物やマントだとか、井伏鱒二との往復書簡だとか、当時の写真だとか。
で、それらをはるかに凌ぐほどのスペースに陳列されていたのが、太宰の著作コレクション。
日本語版は勿論、英語版、フランス語版、ドイツ語版、はてはハンガリー語版までありました。

そんで、こんなに多くの言語に訳されているのに、しかもお隣の県出身なのに、
有名な著作の一冊も読んでないのは恥ずかしい!
とゆーことで彼の作品を読むに至ったのであります。

読んでみたら、意外とユーモアがある書き方をする人でした。
めちゃくちゃ暗い文体かと思ってたけど。そうでもないみたい。
わりと淡白な言葉遣いで、読んでて消化不良は起こしません。

e0092446_22442465.jpg





    
  『津軽』
  太宰 治






独断と偏見で、オススメは『津軽』です。
青森についてよくご存知の方、津軽方面に足を運んだ事がある方は、あれこれ自分の頭の中の地図やイメージと照らし合わせて楽しめるかと。
そうでない方は、津軽人気質や北東北・蝦夷地の劣等感と言うものをひしひしと感じ取ってください。笑
「田舎」「僻地」というものに対する自虐的な記述もままあるものの、読んだ後は何故だか無性に田舎の実家に帰りたくなります。

それから、これを読んだら太宰という人間がちょっとだけ理解できるかも。
エッセイでもない、小説でもないという曖昧な位置付けが、太宰の素の部分を垣間見せている気がします。


あ、また優先順位間違った・・・^^;
息抜きおーわりっ。
[PR]
by Atopos1 | 2007-06-22 22:35 |